ポーランド/ブルガリア/イタリア/オーストラリア:アル・カーイダ関係組織を名乗る者によるテロ攻撃の声明
1.7月25日付けカイロ発AP電は、「欧州のアル・カーイダ」名で、ウェブサイト上において、テロ攻撃に関する声明が発せられたと報じています。これによれば、同声明は、オーストラリアについて、イラクから軍隊を撤退しなければオーストラリアを攻撃すると脅し、イタリアについても、同趣旨のテロ攻撃の可能性を示唆しています。また、ブルガリアとポーランドについても、21日に、同組織名で、同趣旨のテロ攻撃の可能性を示唆していると報じられています
。
2.4月15日、中東の衛星テレビは、ウサマ・ビン・ラーディンによるものとされる音声テープを入手したとして、「仮に欧州諸国がイスラム教徒に対して攻撃的にならないと約束するなら、我々も欧州に対する作戦を停止する。この提案の有効期間は、メッセージが放送されてから3ヶ月間である」旨報じ(4月16日付け広域情報「ウサマ・ビン・ラーディンによると見られるテロ攻撃の声明」参照)、また、7月16日付けドバイ発AFP電は、ロンドンに拠点を置く「アッシャルク・アルアウサト」紙が、アル・カーイダ関係組織を名乗る「アブ・ハフス・アル・マスリ旅団」のものとされる1日付けの声明として、ウサマ・ビン・ラーディンが行った停戦の申し出に対する回答が7月15日までにない場合には、欧州諸国への攻撃を再開するなどと言及していると報じていました(7月2日付け広域情報「アル・カーイダ関係組織を名乗る者によるテロ攻撃の声明」参
照)。
3.アル・カーイダ関係者がテロを促しているとも考えられるメッセージ等については、これまでも随時渡航情報を発出して注意喚起しています(上記2.のほか、6月8日付け広域情報「アル・カーイダとの関連を名乗る組織による欧米の航空機等に対する攻撃声明」、5月7日付け広域情報「外国人殺害を促すウサマ・ビン・ラーディンによると見られる声明」等)。
上記1.のテロ攻撃の声明については、その信憑性は明らかになっていませんが、このような声明が各地のテロ組織に影響を及ぼす可能性も排除されないことに留意し、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。
また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けて下さい。
出所:外務省渡航情報(スポット)
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2004C311
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2004C312
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2004C313
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2004C314
1.7月25日付けカイロ発AP電は、「欧州のアル・カーイダ」名で、ウェブサイト上において、テロ攻撃に関する声明が発せられたと報じています。これによれば、同声明は、オーストラリアについて、イラクから軍隊を撤退しなければオーストラリアを攻撃すると脅し、イタリアについても、同趣旨のテロ攻撃の可能性を示唆しています。また、ブルガリアとポーランドについても、21日に、同組織名で、同趣旨のテロ攻撃の可能性を示唆していると報じられています。
2.4月15日、中東の衛星テレビは、ウサマ・ビン・ラーディンによるものとされる音声テープを入手したとして、「仮に欧州諸国がイスラム教徒に対して攻撃的にならないと約束するなら、我々も欧州に対する作戦を停止する。この提案の有効期間は、メッセージが放送されてから3ヶ月間である」旨報じ(4月16日付け広域情報「ウサマ・ビン・ラーディンによると見られるテロ攻撃の声明」参照)、また、7月16日付けドバイ発AFP電は、ロンドンに拠点を置く「アッシャルク・アルアウサト」紙が、アル・カーイダ関係組織を名乗る「アブ・ハフス・アル・マスリ旅団」のものとされる1日付けの声明として、ウサマ・ビン・ラーディンが行った停戦の申し出に対する回答が7月15日までにない場合には、欧州諸国への攻撃を再開するなどと言及していると報じていました(7月2日付け広域情報「アル・カーイダ関係組織を名乗る者によるテロ攻撃の声明」参
照)。
3.アル・カーイダ関係者がテロを促しているとも考えられるメッセージ等については、これまでも随時渡航情報を発出して注意喚起しています(上記2.のほか、6月8日付け広域情報「アル・カーイダとの関連を名乗る組織による欧米の航空機等に対する攻撃声明」、5月7日付け広域情報「外国人殺害を促すウサマ・ビン・ラーディンによると見られる声明」等)。
上記1.のテロ攻撃の声明については、その信憑性は明らかになっていませんが、このような声明が各地のテロ組織に影響を及ぼす可能性も排除されないことに留意し、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。
また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けて下さい。
出所:外務省渡航情報(広域情報)
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●ティグライ州北部及びアファール州北部)
:「 退避を勧告 します。渡航を延期して下さい」(継続)
●ソマリ州東部及びガンベラ州
:「渡航の延期をおすすめします」(継続)
●ティグライ州西部、アファール州南部、ソマリ州西部、オロミヤ州南部、
南部諸民族州西部・南部及びベン・シャングル州西部
:「渡航の是非を検討してください」(継続)
●その他の地域
:「十分注意してください」(継続)
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<概況>
(1)エリトリアと国境を接する北部国境付近には、国連の平和維持ミッショ
ン(UNMEE)が展開し、2002年に国境が画定されましたが、最近になって
銃撃戦が行われるなど依然として不安定な状態が続いております。また、
同国境付近には埋設された地雷や不発弾が残存しており、地雷による死傷
者が出ています。
(2)東部及び西部地域においては政府軍と反政府勢力(オガデン民族解放戦
線(ONLF)、オモロ解放戦線(OLF))等との武力衝突や部族間抗争が発
生しており、死傷者が出ています。
(3その他の地域では、2004年に入って首都アディスアベバ市内において、
爆弾事件が度々発生している他、強盗、スリ、引ったくり、夜間移動中の
車両強盗等が発生しています。
詳細はこちらをご覧下さい。
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●アフガニスタン国境付近東部(ゴルノ・バダフシャン自治州側)
:「渡航の延期をおすすめします」(継続)
●アフガニスタン国境付近東部並びに首都ドゥシャンベ市及びホジェンド市
以外の全土
:「渡航の是非を検討して下さい」(継続)
●首都ドゥシャンベ市及びホジェンド市
:「十分注意して下さい」(継続)
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<概況>
(1)タジキスタンでは、1997年の政府と反政府勢力間の和平合意以降、国内
の政治的混乱がもたらす不安定な状況が徐々に改善の方向に向かいました。
特に、隣国アフガニスタンにおけるタリバーン政権の崩壊、アフガニスタ
ン暫定政権成立等の諸情勢を通じ、タジキスタンの情勢は改善しています。
(2)都市部の治安情勢は安定しており、2003年6月、反政府派の要人がモス
クワで逮捕され、これに関連すると見られる政府施設を対象とする爆発事
件がドゥシャンベ市内で数件発生したものの、その後、政府施設、国際機
関及び邦人を対象とした事件はなく、情勢は安定しています。
(3)アフガニスタン国境付近西部及びタジキスタン中央部ガルム地域を含め、
タジキスタン全土において、治安面での大幅な改善が認められる一方で、
通信・交通・宿泊設備等のインフラ整備は遅々として進んでおらず、これ
らを原因とする悪天候時の落石、土砂崩れ事故等の発生及び腸チフスの流
行が確認されていますので、渡航に際しては最新の情報入手に努める必要
があります。
(4)アフガニスタン国境付近東部(ゴルノ・バダフシャン自治州側)につい
ては、交通・社会インフラ事情も悪く、治安情報の入手も困難な状況にあ
りますので、目的の如何を問わず渡航の延期をおすすめします。
詳細はこちらをご覧下さい。
1.在バングラデシュ日本国大使館によると、2004年はバングラデシュにおいてデング熱が流行しており、6月下旬にはダッカ市内でも感染者が出ています。また、6月30日付New Age紙によると、ダッカ・デング熱対策室は今季(2004年夏)までに114人がデング熱に感染し、うち62人が現在も治療中であると報告したと報じています。
2.デング熱は蚊に刺されることによって感染するウイルス性疾患ですので、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法ですが、蚊が活発に活動する夏季にバングラデシュに渡航、滞在予定の方は以下の点に十分ご注意下さい。
(1)デング熱には予防接種も予防薬もなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。媒介する蚊はネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどで、これらの蚊は古タイヤや植木鉢などに貯まったごく小さな水たまりでも繁殖するため都市部でも多く見られます。皮膚の露出を減らすようにし、室内では蚊取り線香などを点ける、外出時は虫除けスプレーを数時間毎に塗るなどの予防措置をとって下さい。
(2)デング熱には特効薬がなく、一般に対症療法が行われます。多くの場合は感染しても5日ほどで解熱しますが、以下の症状が見られる場合はデング熱の可能性がありますので、必ず専門医の診察を受けるようにして下さい。
(a)高熱が続く
(b)次の症状のうち2つ以上の症状がある
・激しい頭痛
・目の奥の痛み
・筋肉痛、関節炎、背部痛
・血が止まりにくい、あるいは皮下や眼球結膜に出血
・吐き気、嘔吐、腹痛
(3)デング熱は感染しても軽症ですむ場合が多いのですが、時にデング出血熱という重篤な病気になることがあります。この場合は、鼻や歯ぐきからの出血や皮膚の出血斑等が突然現れ、血圧が下がってショック症状となり、適切な治療を受けないと致命的となります。この出血熱は解熱して2〜7日してから発症することが多いようですが、デング熱にかかった人がデング出血熱になるかどうかは事前に予測が出来ません。
出所:外務省渡航情報(スポット)