(寄稿)小龍の中国Photoレポート〜その1

今年9月、中国の北京〜上海〜寧波を回ってきました。
北京(王府井)、上海(外灘・浦西等)、寧波(小普陀)の現在の状況を写真と共にお伝えします。

筆者(撮影者)紹介
小龍(しゃおろん)
1998年から99年まで北京語言文化大学と北京大学に留学。
中国ロックのメーリングリスト「Yaogun ML」を主宰している。
 →ホームページ「Xiao Long's Hideout

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 北京編
(1)
王府井の南の入口(長安街との交差点)から北を望んだ写真です。
王府井は南側から少しだけ車が入れて、あとは歩行者天国になっています。
地方から観光で来る人が多いので記念撮影をしている人もちらほら。
(2)
東方新天地というビルで、一大ショッピング&アミューズメントセンターになっ
ています。王府井の南入口の東側、長安街沿いに東西に細長い建物。
香港の大富豪が建てたもので、その規模の大きさには驚きました。
写真を写した場所はかの有名なマクドナルド中国1号店がかつてあったところ。
現在の王府井のマクドナルドは元の場所よりも少し北、東安市場などに2店舗で
きています。
(3)
東方新天地入口。道の西側から東側に向かって撮っています。
左の方にある電光掲示板は付近の駐車場の空き台数を表しています。ある意味日
本よりも進んでいるかもしれないです。バスもカラフルなものが増えました。
(4)
東方新天地入口2。道を渡ろうとしている人に注目。こういうところは罰則を作らない限りいくら時代が進んでも変わらないのかもしれません。
(5)
王府井書店。西単の北京図書城に次いで大きい書店です。王府井には他にも外文
書店という昔からある書店もあります。
(6)
王府井の北側は歩行者天国になっています。まるで上海の南京東路のよう。
歩行者天国の南端から北を望んで一枚。
歩行者天国内を走るかわいいバスも見えます。
ファッションにも注目。手前右の夫婦はいかにも中国って感じですが・・・
(7)
王府井小吃街の入口。昔「夜市」と呼ばれていた場所。
中には新しく作った古風な建物がずらっと並び、そこには多くの店舗があって盛 んにお客を取りあっています。平日でも大混雑。
(8)
好友世界商厦。これは昔と変わらず。ただ大きなモニターが付きました。
まるで渋谷のよう。
このような大型モニターは北京でもいくつかの場所で見かけました。上海も南京路に同じようなものがあります。大都市の象徴としてつけたのかどうか不明ですが、写真を撮ったときには大陸のロックバンドのPVが流れていました。
時代は変わったものです。
(9)
新東安市場。王府井を代表する大ショッピングセンターです。
この建物自体は王府井が歩行者天国になる前から改築されてました。
中の店がまだ揃ってないときから段階的オープンをしていて、現在は殆どのブースが埋まっています。
中の構造は香港のタイムズスクエアに似ています。
(10)
王府井の横道。
かの有名な「天津狗不理包子」のド派手な看板が目立っています。
天津名物の狗不理包子もとうとうブランドになって他都市に進出するようになりました。中はまるでファーストフードのようになっています。
以前は天津ではただの汚い古い店だったのですが、商業主義にのっかり変化を遂げたようです。
(11)
新東安市場の入口。左にはマクドナルドとケンタッキーの看板も見えます。
中国、特に北京では現在ケンタッキーが大受けだそうです。
(12)
(7)の王府井小吃街の入口から入ってすぐのところです。昔「夜市」で名物だった羊肉串は健在。ただ7〜8軒同じような串屋が一列に並んでいてどれがいいのかよくわかりません。売れているところはウイグル人を看板で雇って、ものすごい怖い目で睨んできて、「絶対食え」と言わんばかりの呼び込みをさせて繁盛してました。中国人だけでやっているところには人は少なかったような。
ここから更に奥に入るとともかく細かく道が分かれていて、似たような小吃を売っている店がたくさん並んでいますがどこも本当に同じような感じです。この辺の建物は伝統的な作りをしてますが全て新しくできたものです。
昔の夜市のように、路上にリアカーのような屋台で汚くて安いものを食べる、という雰囲気ではなくなってしまいました。ちょっと寂しい気がします。

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