上海ほか（中国）：ガス器具使用による一酸化炭素中毒に関する注意

　在上海日本国総領事館管轄地域内（上海市、江蘇省、安徽省）においては、以前より注意を呼びかけていますが、ガス器具使用による一酸化炭素中毒が頻発しており、2004年に入り3月までに既に4名の日本人が亡くなっています（2001年〜2003年の3年間で8名）。
　現地の中国人一般家庭においても、この種の事案で死亡するケースが多発しており、現地各メディアでも頻繁に報道されています。
　最近は、日本人駐在員の中にも一般の中国人が住んでいるアパートに居住するケースが増える傾向にありますが、この種の住宅の中には、気密性が高い割にはガス器具の排気装置が不十分な物件もありますので、注意を要します。
　現地をはじめ中国の住居に滞在する場合は、排気装置等ガス器具の基本的な構造について事前に十分確認し、ガス器具使用中及び使用後には十分な換気を行い、定期的な点検を励行するなどご注意下さい。
　また、出張者がこのような住宅をホテル代わりに滞在先として利用した際に、ガス中毒の犠牲になったケースもありますので、出張者の方も十分ご注意下さい。

出所：外務省渡航情報(スポット)