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　●アブハジア自治共和国
　　　　：「渡航の延期をおすすめします」（やむを得ぬ事情により滞在され
　　　　　る方を除き、安全な場所へ退避することをおすすめします）（継続）
　●チェチェン共和国及びダゲスタン共和国と隣接するロシアとの国境周辺地
　　域（パンキシ渓谷付近を含む）
　　　　：「渡航の延期をおすすめします」（安全な場所へ退避することをお
　　　　　すすめします）（継続）
　●南オセチア
　　　　：「渡航の延期をおすすめします」（退避の可能性も検討して下さい）
　　　　　（継続）
　●アジャリア自治共和国
　　　　：「渡航の延期をおすすめします」（継続）
　●上記を除くグルジア全域
　　　　：「渡航の是非を検討して下さい」（継続）
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＜概況＞
（１）グルジアは、本年1月4日に行われた大統領選挙の結果、同月25日サーカシビリ大統領が就任し、新政権が動き始めていますが、未だ政情は安定しておりません。特にサーカシビリ大統領とアジャリア自治共和国のアバシッゼ最高会議議長との確執が表面化し、グルジア中央政府とアジャリア自治共和国との情勢は一時緊迫の度を増しました。3月18日にはサーカシビリ大統領とアバシッゼ最高会議議長が事態の収拾で合意しましたが、3月28日にはグルジア議会再選挙が予定されており、事態の推移に注意を要します。

（２）またグルジアは、アジャリア自治共和国以外でも、アブハジア紛争、南オセチア紛争を抱えており、これらの紛争は未だ解決の見通しが立っていません。さらに、チェチェン情勢の影響を受け、チェチェンから武装勢力及び難民がグルジアの一部の地域に流入し、グルジアの治安に悪影響を与えています。

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