中国情報局


 『中国情報局』
    → http://searchina.ne.jp/

 ここ数年、中国の著しい経済成長が注目を集めています。ビジネスなどで直接関わりの無い方でも、中国の経済や社会の動向に興味を持つ方は多いのではないでしょうか。

 今回は、注目集める中国情報のゲートウェイ「中国情報局」を紹介します。

 「中国情報局」のトップページ( http://searchina.ne.jp/ )を見てみましょう。トップページ上部には、各ページ共通のヘッダーとなっている「ニュース」「報道特集」「コラム」「イベント」「中国株」といったテーマのトップページへのリンクがあります。

 また、その下には最新のニュース記事のヘッドライン一覧を見ることが出来ます。ニュースのページ「中国情勢24(http://news.searchina.ne.jp/」では[IT][経済][社会][芸能]といったテーマ別に、中国国内で報道されたニュースの概要が日本語で紹介されています。また、[調査]カテゴリーでは、サーチナ及び関連会社の上海サーチナによる中国消費者調査の分析記事を掲載しています

 また、トップページニュース記事のヘッドラインの下には、編集者や識者の方のコラムや記事を掲載する「中国@論壇」があります。また、その下には、中国に関するサイトのWebディレクトリ「searchina!」、日本国内の中国関連のイベント紹介ページ、株式市況を紹介する「中国株速報」などが目につきます。
サイトのコンテンツは、中国マーケット調査や中国株情報など、ビジネス関連のコンテンツが充実していることが伺えます。

 また、無料の会員登録をすることで、フリーメールBOXを利用したり、フォーラムへの書込みをしたり、友人を探したり募集する「朋友広場」やチャットを利用することが出来るようになります。ニュース/掲示板/無料メール/Webディレクトリーなど、ポータルサイトとしての機能全般を備えています。

 このように充実した内容を持つ「中国情報局」のサイトですが、元々は中国・福建省から留学のために日本にやってきた一人の青年の個人のサイトとして1998年にスタートしました。そして1999年9月に法人化して現在に至ります。サイト開設からの変遷の一部は「中国情報局のプロフィール」http://www.info.searchina.ne.jp/001/ 内で見ることが出来ます。

 

<サイト運営者Q&A>
サイトを運営しているサーチナ社の佐藤さんにお話を伺いました。

Q.現在のサイト運営の目的を教えて下さい。
A.サーチナの基本理念は日中間の「相互理解」です。「日本と中国がほんとうに理解し合い、未来へ向けて友好関係を保ちつづけるためには、お互いに情報を共有し、正しく把握することが必要」と考えております。この信念は「中国情報局」設立当初から今も変わりがありません。

 例えば、日中間や世界で注目される政治動向以外に、ビジネスに必要なIT、経済情報、さらに中国の生活ぶりを理解するのに役立つ社会、芸能情報などと中国に関するあらゆる情報の提供を心がけています。

 

Q.サイトで、よく使われているコンテンツはどこですか?
A.ニュースコンテンツの「中国情報24」と中国市場調査を専門とする「サーチナマーケティング」です。
 「サーチナマーケティング」では、サーチナ及び関連会社の上海サーチナが共同で実施した中国消費者調査の分析記事などを掲載しています。また、日本で初公開となった中国消費者統計データも魅力の一つです。このように、同コンテンツは、個人ユーザーはもちろん、中国に進出している或いは進出を計画している日本企業さまにとっても、欠かせない情報ツールとなっています。

 

Q.サイトのPRポイントと、現在力を入れている企画・コンテンツを教えて下さい。
A.今年1月に誕生しました「中国情勢24」の[調査]カテゴリーに是非注目して頂きたいと思います。「中国情勢24」はこれまで、ニュースの内容に基づいて、記事を「総合」「IT」「経済」「銘柄」など の8つのカテゴリーに分けて、配信してきました。

 昨年より、当社及び関連会社の上海サーチナによる中国消費者調査に関する調査記事が増えてきた関係で、より体系的な情報配信を図る目的で、新しいカテゴリー「調査」を設けることとしました。ここでしかご覧いただけない情報としてもお勧めです。

 

Q.サイトの運営にあたり、苦労している点はどのようなことですか?
A.サーチナは中国情報を一つの「情報財」と考えていますので、「中国情報局」は価値のある中国情報を配信する場所です。ここで配信する情報はすべて無料でご覧頂けますが、常に付加価値を高める努力を怠らないように努めております。

 例を挙げて説明しますと、新型肺炎SARSの場合、関連記事を報道特集化した上で、「感染者数」「経済への影響」「香港の混乱」「社会への波紋」「政治的な対応」など、さらに細分化しています。ユーザーが「中国情報局」で必要の情報を簡単に入手できるように工夫しています。

 

Q.今後は、どのようなサイト展開を図って行きたいですか?
A.「中国情報局」は1999年の開設以来、中国情報に特化したポータルへ大きく成長を遂げてきました。今後も日中間の「相互理解」との基本理念を一貫させ、「中国情報を取り扱うトップブランド」の名を不変なものにしていきます。

 

Q.上記の他に、読者の方にお伝えしたいメッセージ等がございましたらお聞かせ下さい。
A.中国ビジネスを真剣に考えている方、中国になんとなくご興味がある方など、皆さまのご要望にお応えできる便利なサイト作りを心がけていますので、是非ご活用下さい。


<感想・コメント>
 中国の巨大なマーケットが注目を集める中で、進出する企業等にとってはやはり中国のマーケット情報は気になるもの、という事が伺えます。中国のマーケット情報を日本語で読めるサイトは案外少なく、貴重な存在であるのでしょう。

 元々は一留学生による個人サイト、というのが中国情報局の起こりですが、これだけの内容のサイトが元々は一留学生の起業によって作られたという話には感心します。人間、例え一人でも目標に向かって努力することが大切なのだな、と思います。 (草)

 『サーチナ・中国情報局』 → http://www.searchina.ne.jp/






Date:  2004/3/1
Section: 海外之窗
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