Hellonavi(ハローナビ)


『Hellonavi(ハローナビ)』
    → http://www.hellonavi.com

 今回は、「中国と日本の掛け橋」を一つのテーマに、日本語と中国語でニュース等を提供している、「Hellonavi(ハローナビ)」を紹介します。
 「Hellonavi」は、元々は日本に在住する30万人以上の在日中国人や中国人留学生向けに情報を提供する事を目的として、NTTコミュニケーションズ内の1プロジェクトとして運営を始めました。
 現在は日中の両言語で情報提供を行っており、最近注目を集める中国に興味・関心のある日本人にとっても参考になる情報を提供しています。

【ニュース】
 トップページ「今日のニュース」のコーナーでは、中国の主なニュース記事が紹介されています。日本語のニュースには中国語の原文が併記され、新出単語や重要な単語のピンイン(PinYin=ピンイン:発音記号)が表記されているので、中国語学習等にも役立ちます。(2003年春のリニューアルで日本語のニュースページには日本語のみが紹介されるようになりました。)


【語学学習】
 「日本語学習」に関するコーナーでは、日本語・英語・中国語・韓国語で日本語の基礎を学べるオンラインブックが掲載されています。日本人の方がこれらの言語を学習する際にも役立てる事が出来るとのことです。
http://www.hellonavi.com/foldera/000index.htm で希望の言語を選択したあと、絵コンテの右上にある水色の「?」マークのボタンをクリックすれば、利用できます。動画と音声で基礎知識を身に付けられるので、各言語の基礎をこれから勉強してみようと考えている方は、試してみては如何でしょう?


【その他】
「生活情報」のコーナーでは、日本での日常生活に関する手続きや知識に関しての紹介等が有り、在日中国人向けに様々な生活情報を提供している事が伺えます。
掲示板には、日本語と中国語のどちらでも書き込みが出来、情報交換の場になっています。又、近々、格安エアチケットの検索サービスもスタートする予定との事でし
た。


<サイト運営者Q&A>
 NTTコミュニケーションズ・Hellonaviプロジェクトチームの森元さんにお話を伺いました。

Q.Hellonavi開設の経緯・目的をお聞かせ下さい。
A.Hellonavi は、在日外国人の方の生活応援情報サイトとして企画されました。在日外国人と一口に言っても多くの国籍の方がいらっしゃいますので、まず在日人口が多く、またこのプロジェクト企画立案者の出身国である中国人向けのコンテンツから開始することになりました。現在、中国に関心を持つ日本人の方が大勢いらっしゃるので、日本人の方のニーズにも対応できるよう、コンテンツの開拓を進めています。

Q.Hellonaviで良く使われるコンテンツは何処ですか? 又、どの様な使われ方をユーザーに期待されますか?
A.在日中国人の方がよくご利用になるのは、日本語学習や生活便利情報等直接生活に結びつく内容のものです。中国全土幅広く網羅したHellonaviのローカルニュースも地元の情報を得る貴重な情報源として人気です。このローカルニュースは、政治色が少なく、より地域に密着した内容ですので、日本人の方にも多く活用していただきたいです。トップページでは、写真も紹介されていますので、他のサイトにはない興味深い発見があると思います。

Q.(上記の他に)HellonaviのPRポイントを教えて下さい。
A.パソコンの無い環境でも手軽に Hellonaviのサービスを利用頂けるよう、携帯電話やLモードにも対応しています。URLは、パソコンサイトと同じ以下のアドレスです。 http://www.hellonavi.com (日中両言語対応)

  携帯電話では、電車の待ち時間に、ちょっと占いをしたり、情報を眺めたりできます。可愛い Hellonaviのロゴ入り待ち受け画面もありますよ。(一部試験運用中)Lモードは、NTT西日本、NTT東日本の公式サイトとして認定されています。

Q.今後、Hellonaviは、どの様な展開を図って行きたいですか?
A.直近では、日本人の方々の間での認知度を高めていきたいです。まずは様々な可能性を秘めた東アジアで皆さんに可愛がっていただけるサイトに育てたいと思っています。

  また、近日中(今週又は来週を予定)に若干のサイトリニューアルを予定しております。若干のデザインの変更を行い、全体的に、少し動きが出るようになる予定です。検索エンジンのリンク先等も増やす予定です。ぜひご利用ください。

Q.上記の他に、読者の方にお伝えしたいメッセージ等がございましたらお聞かせ下さい。
A.Hellonaviについてのご意見・ご要望等ございましたら、是非 service@hellonavi.com までお聞かせ下さい。お待ちしています。


《感想・コメント》
 Lモードやiモード等の電話端末対応になっているのが特徴的ですが、通信業界の競争激化により既存の通信事業者が生残りのために様々なコンテンツ事業に取組む様子は、韓国やシンガポール等、アジアの他国でも同様に見られます。
 今後は中国以外での様々な事業展開も視野に入れているとの事で、世界共通言語の英語を含め、日本の今や姿を海外に広めるサイトとしても様々な展開を期待したいな、と思いました。(ayumi)

  Hellonavi(ハローナビ) → http://www.hellonavi.com

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この内容は、2002年10月上旬時点のものです。






Date:  2003/7/2
Section: 海外之窗
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