バングラデシュ:洪水による被害

投稿日時 2004-7-28 15:16:00 | トピック:   b)海外渡航関連情報

1.バングラデシュは7月半ば以降、大規模な洪水に見舞われており、国土の3分の2が浸水、被災者数も2800万人余に上っています。首都ダッカも半分が浸水しています。ダッカを含む多くの地域では、北部からの増水が依然として流れ込んでいるため、7月末から8月にかけて状況が更に悪化すると予想されます。

2.国内の交通網については、首都ダッカと一部地域を結ぶ幹線道路が寸断されたり、北部シレットの国際空港が一時閉鎖されるなどの影響が出ています。

3.また、この洪水により下痢症の患者がバングラデシュ各地で急増しており、伝染病(感染性腸炎、腸チフス等)発生の危険性も高まっています。水道水を飲まない、生野菜の摂取や不衛生な食事を控えるなどの注意が必要であるほか、汚水に触れると皮膚感染症にかかる危険性もありますので注意して下さい。なお、現在、バングラデシュではデング熱も流行していますので(7月22日付スポット情報「バングラデシュ:デング熱の流行」参照)、蚊に刺されないよう注意が必要です。

4.バングラデシュへの渡航を予定されている方は、「バングラデシュ洪水予想警報センター」(http://www.ffwc.net/)等から最新情報を入手し、危険を避けるよう努めて下さい。

出所:外務省渡航情報(スポット)


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