海外主要ニュースヘッドライン(7月28日)
・イラク中部で県知事の息子3人が拉致される
・バグダッド南東で戦闘、武装勢力側の約35人を殺害
・イラクで爆弾テロ、68人が死亡 バアクーバの警察署前で
・イラク人遺族、英法廷に調査申し立て 英兵虐待疑惑で
・ヨルダン企業が人質救出のため、イラクの事業一部撤退
・オランダが「国境なき医師団」を提訴 身代金の返還求める
・アフガンのモスクで爆弾テロ、国連職員含む6人が死亡
・イランが遠心分離器の組み立てを再開
・鳥インフルエンザが再び拡大の様相 バンコクで国際会議開催
・中国・重慶 アジア杯で反日ムード噴出、日本人サポーターに多数の警備員
・中国で多数のポルノ・サイトを閉鎖、224人を拘束
・覚醒剤所持の日本人女性に懲役25年の有罪判決 香港
・脱北者第2陣227人が韓国入り 北朝鮮側は移送に抗議
・五輪警備にパトリオットミサイル導入
・米民主党が政策綱領採択 「強く尊敬される国」同盟再構築など国際協調も前面に
・「BOB」と書かれたメモを爆破予告と勘違い 米旅客機Uターン騒ぎ
・米軍基地で拘束の仏の4人帰国 テロ担当判事が尋問へ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●以下の地域
:「渡航の延期をおすすめします」(継続、一部引き上げ)
中西部(ロルパ郡、ルクム郡、サリヤン郡、ジャジャルコット郡、
カリコット郡、ダン郡)
●以下の地域(首都カトマンズ、ポカラを含む)
:「渡航の是非を検討して下さい」(継続、一部引き上げ)
極西部(アチャム郡、カイラリ郡)
中西部(バケ郡、スルケット郡、ダイレク郡、バルディア郡)
西部(カスキ郡、ナワルパラシ郡、ルパンデヒ郡)
中部(ヌワコット郡、シンデュパルチョーク郡、ドラカ郡、ラメチ
ャップ郡、シンズリ郡、カプレパランチョーク郡、マクワンプール
郡、カトマンズ郡、サルラヒ郡、チトワン郡)
東部(モラン郡、オカルドゥンガ郡、ウダヤプール郡)
●以下の地域
:「十分注意して下さい」(継続、一部引き上げ)
極西部(バジュラ郡、カンチャンプール郡、ダデルドゥラ郡、ダル
チュラ郡、ドティ郡)
中西部(ジュムラ郡、ドルパ郡、ピュータン郡)
西部(ミャグディ郡、グルミ郡、アルガカチ郡、シャンジャ郡、
ゴルカ郡、パルバット郡、パルパ郡、タナフン郡、ラムジュン郡、
バグルン郡、カピラバストゥ郡)中部(ダディン郡、バクタプール
郡、ラリトプール郡、パルサ郡、バラ郡、ラウタハト郡、マハッタ
リ郡、ダヌシャ郡)
東部(サンクワサバ郡、タプレジュン郡、ボジプール郡、コタン郡、
サプタリ郡、スンサリ郡、ジャパ郡、ダンクタ郡、イラム郡、シラ
ハ郡、ソルクンブ郡(ソル地区)、テラトゥム郡、パーチタル郡)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<概況>
ネパールにおいては、1996年以来、マオイスト(立憲君主制の廃止、共和
制の確立を標榜する反政府組織)が、「人民戦争」と称して政府関連施設・
インフラ施設に対する爆弾を使用した襲撃、政府軍・警察との交戦等を続け
ており、治安が悪化しています。マオイストは、幹線道路に爆発物を仕掛け
て治安部隊を待ち伏せ攻撃したり、バンダ(ゼネスト)や道路封鎖により市
民生活を麻痺させるなどの活動を行っています。このため政府は、マオイス
トの活動を未然に防止するための措置として、検問を強化したり、地域に
よっては夜間外出禁止令を発令しています。ネパールに渡航される際には、
最新情報の入手と安全確保に努めて下さい。特に、中西部への渡航は理由の
如何を問わず延期することをおすすめします。
詳細はこちらをご覧下さい。
1.アフガニスタンに対してはこれまでも、危険情報において、カブール、ジャララバード、ヘラート、バーミアン、カンダハール、マザリ・シャリフに対して「渡航の延期をおすすめします」を、また、これらを除く全土に対して「退避を勧告します。渡航は延期して下さい。」を発出しており、スポット情報において、累次にわたり、この危険情報及びテロや誘拐の脅威について注意を促しています。
これにもかかわらず、やむを得ない事情により、同国に渡航・滞在される場合には、下記の内容にも留意し、テロ・誘拐事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努めるとともに、国連関係施設、欧米関連施設・団体、ISAF(国際治安支援部隊)展開地域等テロの標的となる可能性のある危険な場所には近づかない、不要・不急の外出は控える等、自らの安全確保に注意を払うよう心掛けて下さい。また、同国に入国し次第、緊急連絡先を日本国大使館領事部に届け出るようお願いいたします。
2.
(1)このような中、7月27日、同国西部ヘラート州に所在するヘラート空港の敷地外縁に、武装勢力が発射したロケット弾2発が着弾する事件が発生しました。
(2)また、同28日、同国首都カブール市の中心部に所在する中国大使館及び国連開発計画(UNDP)の施設の前で、ロケット弾1発が爆発する事件が発生しました。(なお、現時点では、これらの事件による死傷者は伝えられていません。)
(3)さらに、7月27日、同国各地で、選挙人登録を行ったアフガニスタン人数名が殺害されるという事件が発生しました。
(4)これらの事件の背景等詳細は現時点では不明ですが、タリバーン等の武装勢力が、10月に実施される大統領選挙を妨害するための攻撃を増加させると伝えられていることもあり、十分な注意が必要です。
出所:外務省渡航情報(スポット)
1.非常事態宣言
ペルー政府は、2003年6月9日に発生したアヤクチョ州ラ・マル郡におけるセンデロ・ルミノソ(SL)による「テチント社キャンプ」襲撃誘拐事件の発生を踏まえ、2003年9月26日以降、7郡2町(フニン州サティポ郡、コンセプシオン郡アンダマルカ町、ワンカヨ郡サント・ドミンゴ・デ・アコバンバ町、アヤクチョ州ワンタ郡、ラ・マル郡、アプリマック州アンダワイラス郡、チンチェロス郡、クスコ州ラ・コンベンシオン郡及びワンカベリカ州タヤカハ郡)を非常事態宣言地域に指定するとともに、同地域に国軍等の治安部隊を派遣してSLの掃討作戦を展開しておりますが(2004年5月25日付スポット情報「ペルー非常事態宣言(発令期間の延長)」参考)、7月24日、この非常事態宣言の発令を延長する旨発表しました(期間:7月24日から9月21日間での60日間)。
2.これまで一般住民に被害は出ていませんが、SLは、非常事態宣言対象地域内の一部山岳地域において、SL掃討作戦展開中の治安部隊と衝突するなど、一部地域において活動を継続している状況に変化はありません。
3.つきましては、現在ペルーに渡航・滞在を予定される方は、非常事態宣言が発出されている上記1.の7郡2町の治安事情には十分注意し(これらの地域は危険情報において「渡航の是非を検討して下さい」の対象地域となっております)、危険を避けるように心がけるとともに、これら7郡2町に隣接する地域に渡航する際にも安全確保に細心の注意を払って下さい。また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心がけるとともに、在ペルー日本国大使館(在リマ日本国総領事館)やテレビ・ラジオ等で最新の情報の入手に努めるようにして下さい。
4.なお、最近、珍しい南米の動植物を求め、日本人がフニン州サティポ郡等非常事態が宣言されている地域へ立ち入っているとの情報がありますが、非常事態宣言発令地域及びその周辺は、不測の事態が起こり得ますので、十分ご注意下さい。
出所:外務省渡航情報(スポット)
1.バングラデシュは7月半ば以降、大規模な洪水に見舞われており、国土の3分の2が浸水、被災者数も2800万人余に上っています。首都ダッカも半分が浸水しています。ダッカを含む多くの地域では、北部からの増水が依然として流れ込んでいるため、7月末から8月にかけて状況が更に悪化すると予想されます。
2.国内の交通網については、首都ダッカと一部地域を結ぶ幹線道路が寸断されたり、北部シレットの国際空港が一時閉鎖されるなどの影響が出ています。
3.また、この洪水により下痢症の患者がバングラデシュ各地で急増しており、伝染病(感染性腸炎、腸チフス等)発生の危険性も高まっています。水道水を飲まない、生野菜の摂取や不衛生な食事を控えるなどの注意が必要であるほか、汚水に触れると皮膚感染症にかかる危険性もありますので注意して下さい。なお、現在、バングラデシュではデング熱も流行していますので(7月22日付スポット情報「バングラデシュ:デング熱の流行」参照)、蚊に刺されないよう注意が必要です。
4.バングラデシュへの渡航を予定されている方は、「バングラデシュ洪水予想警報センター」(http://www.ffwc.net/)等から最新情報を入手し、危険を避けるよう努めて下さい。
出所:外務省渡航情報(スポット)