海外主要ニュースヘッドライン(7月29日)
・イラク人の死者250人に 主権移譲後の1カ月間で
・イラクでポーランド軍の車列に攻撃、1人死亡3人がけが
・武装勢力がソマリア人拉致、イラクでの企業活動停止を要求
・パキスタン人2人を武装勢力が殺害 イラクで
・バグダッド西で襲撃、北では爆弾爆発 米兵3人が死亡
・米国でベビーフードに「毒入り」のメモ、微量のリシン検出
・ケリー氏を大統領候補に正式指名 米民主党大会で
・「9・11委員会」の継続をケリー氏が提案
・ムーア監督の応援に米民主党ピリピリ 不規則発言を警戒し
・中国紙、アジア杯の反日ファンを異例の批判 ホスト国の危機感を示す
・北朝鮮核問題で米中、6か国協議作業部会の日程を調整へ
・脱北者韓国入りに北朝鮮反発、閣僚級会談の事前接触を拒む
・国歌きちんと歌え 露大統領がサッカー選手に指令 欧州選手権での行儀の悪さに
・NATO軍特殊部隊、ギリシャ入り 五輪警備に参加へ
・日本産ヒジキ「食べてはダメ」 英当局がヒ素を検出!?
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●サンパウロ州大サンパウロ圏及びカンピーナス市、リオデジャネイロ州大
リオ圏、ペルナンブコ州レシフェ市
:「十分注意して下さい」(継続)
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<概況>
ブラジルにおいては、依然として失業者や路上生活者の数が高水準にあり、
一般犯罪が増加しています。特にサンパウロ及びリオデジャネイロの大都市
圏並びにブラジル東北部に位置するレシフェ市を中心としたレシフェ大都市
圏での犯罪の増加は顕著で、犯罪の手口も凶悪化していますので、十分注意
して下さい。
また、麻薬に絡んだ組織的な犯罪も依然増加傾向にあり、特にリオデジャ
ネイロ、サンパウロにおいては、ファベーラ(スラム街)を活動拠点とする
犯罪組織による組織間の抗争事件あるいは治安当局との銃撃戦が後を絶たな
い状況で、一般市民に対する被害も深刻化しています。
誘拐事件に対しても引き続き警戒が必要です。
詳細はこちらをご覧下さい。
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●プール地方(首都ブラザビルを除く)、ブエンザ地方及びニアリ地方
:渡航の延期をおすすめします(継続)
●首都ブラザビルを含む上記以外の地方
:渡航の是非を検討して下さい(継続)
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<概況>
(1)コンゴ共和国では、1997年の内戦発生以来、政府軍は、プール地方を拠
点とするコレラ元首相派民兵「ニンジャ」との間で、また、ブエンザ、ニ
アリ両地方を拠点とするリスバ前大統領派民兵「ココイユ」との間で、そ
れぞれ戦闘状態となり治安が悪化しました。その後も首都ブラザビルを含
むプール地方では、散発的な戦闘が続き、民間人も巻き添えで死亡したた
め、多くの住民が避難しました。
(2)2003年3月、政府とレジスタンス国民会議(CNR−民兵「ニンジャ」側)
が停戦合意協定に署名し、政府によるプール地方の平和を恒久的に確立す
るための政策もすすめられ、全体としては落ち着きを取り戻していますが、
局地的には不安定な状況が継続しています。特に首都ブラザビルを除く
プール地方、ブエンザ地方及びニアリ地方につきましては、目的の如何を
問わず引き続き渡航の延期をおすすめします。
(3)エボラ出血熱については、コンゴ共和国保健相が、地方住民が野生動物
を食していることや保健施設等社会インフラが未整備であることを理由に
注意を要する旨言及していることもあり、終息と再流行を繰り返すこれま
での経緯を踏まえ、今後とも十分な警戒が必要です。
詳細はこちらをご覧下さい。
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●全土
:十分注意してください(継続)
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<概況及び地域情勢>
本年3月始め、クーデター計画の噂を受け、政府軍部隊が街頭に展開し、9
日にはクーデターを企図していた外国人傭兵15人を逮捕し、オビアン・ンゲ
マ大統領は国営ラジオ放送を通じて、大統領殺害を含むクーデター計画を未
遂に終わらせたと発表しました。他方、軍が在赤道ギニアのアフリカ諸国大
使館を包囲し、外国人の追放と財産の没収を進めている旨の報道が流れまし
た。これに対し、国境を接するカメルーン政府が、在留カメルーン人の国外
退去措置への抗議声明を発表したため、国内外の情勢が一時混乱しました。
更に、4月25日には国民議会選挙及び市町村選挙が実施され、与党が圧勝し
ましたが、野党等が激しく反発しているため、今後とも、情勢を注意深く見
守る必要があります。
赤道ギニアには全土にわたって殺人等の凶悪事件が時折発生しており、外
国人を対象とした犯罪としては、2003年7月にスペイン人協力隊員がバス旅
行中に軍人により射殺される事件が発生しました。また、本年6月には、軍
の装備や軍服を利用した強盗・殺人が首都マラボで多発している旨国営ラジ
オが警告しました。石油生産が開始されて以降、好景気となり、周辺国から
多数の移民が流入しているため、治安悪化が危惧されています。
赤道ギニアへの日本人渡航者及び同国に滞在する在留邦人は少数でもあり、
邦人の犯罪被害は報告されていませんが、同国に渡航を予定されている方は、
上記情勢に留意し、安全確保のため十分注意して下さい。
詳細はこちらをご覧下さい。
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●コンゴ共和国との国境地域(オグエ・イビンド州)
:渡航の是非を検討して下さい(継続)
●首都リーブルビル市を含むその他の地域
:十分注意して下さい(継続)
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<概況>
(1)ガボンの隣国コンゴ共和国では、エボラ出血熱が流行と終息を繰り返し
ており、コンゴ共和国保健相は、一部地方の住民が野生動物を食している
ことや保健施設等の社会インフラが未整備であることから、引き続き注意
が必要である旨述べています。
つきましては、コンゴ共和国との国境地域への渡航については、引き続
きその是非について真剣に検討されることをおすすめします。
(2)首都リーブルビル市等都市部においては、昼夜を問わず強盗事件が頻繁
に発生し、過去に邦人の被害も数件報告されており、帰宅途上の待ち伏せ
強盗だけではなく、町中で知り合った者がいきなり犯行におよぶなどのあ
らゆる事例が報告されています。ガボン政府は、このような事態を受けて、
治安維持強化に向けた各種対策に取り組んではいますが、依然として町中
での外国人を狙った刃物使用の強盗事件やホテル内での拳銃使用の強盗事
件が発生するなど、状況が改善しているとは言えません。また、地方にお
いても、武装強盗や殺人が発生するなど治安の悪化が懸念されています。
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