海外主要ニュースヘッドライン(8月1日)
・イラク・モスルで自爆テロ 4人死亡、50人がけが
・米軍、ファルージャを空爆 武装勢力側10人が死亡
・ウズベキスタンの同時爆破テロ、イスラム解放党が関与か
・アルカイダ、米国内の金融街など標的か NY市警が声明発表
・NY市内でサーカスの白虎逃げ、公園など「散歩」
・米世論調査でケリー氏支持49%、ブッシュ氏に7ポイント差まで差を広げる
・中国・瀋陽の日本総領事館でガス爆発、警備員がやけどを負う
・中国・人民解放軍 閲兵式を香港の市民に初公開
・イラクの拉致事件 米軍に出入りの外国人運転手が標的に
・韓国、21人殺害事件で死刑論議再燃、警察批判などで大揺れ
・夜のロンドン中心部から16歳未満を締め出し 「保護目的」と当局
・ロシアでマフィアが自作自演TVドラマ製作 子分ら総出演
・台湾新幹線工事に遅れ、開業延期の可能性も 台湾紙が報道
・東南・南アジア7か国(BIMST-EC)が初の首脳会議 13分野で協力を宣言
海外主要ニュースヘッドライン(7月31日)
・フセイン氏は「慢性前立腺炎」 イラク人権相が明かす
・イラク治安部隊訓練へ専門部隊創設 NATOが合意
・対スーダン安保理決議採択 民兵の武装解除を求める
・武装パレスチナ人、米国人ら外国人3人を一時拉致
・ウズベキスタンで同時テロ発生、2人が死亡 検察庁などで爆発
・米中首脳が電話協議、台湾や北朝鮮めぐり意見を交換
・寝ている牛から搾乳の飲めば眠れる「ナイトミルク」がスイスで注目
・パリの凱旋門広場が半世紀ぶりに「畳替え」
・リビアの世界遺産でコンサート 開放政策を象徴
・中国・重慶のアジア杯サッカー場、露骨な「反日」続く PK外すと大歓声
1.30日夕方(現地時間)ウズベキスタンの首都タシケントにおいて以下のとおり相次いで爆発事件が発生し、報道等によると合わせて少なくとも3人が死亡、6人が負傷した模様です。
(1)30日午後4時40分頃、在ウズベキスタン・イスラエル大使館の外で実行者1人が自爆し、同大使館のウズベキスタン人職員2人が死亡しました。
(2)その数分後、最高検察庁の玄関において自爆テロと見られる爆発があり、1人が死亡、4人が負傷しました。
(3)更に、その数分後、在ウズベキスタン・米国大使館付近において同じく自爆テロと見られる爆発が発生し、警備の現地警察官2人が負傷しました。
(4)なお、一連の自爆テロ事件について「イスラミック・ジハード・グループ」と名乗る集団がウェブサイト上に「政府の不正に抗議し、パレスチナ人、イラク人、アフガニスタン人の戦士を支援するために攻撃を仕掛けた。」旨の犯行声明を掲載しました。また、イスラム過激主義組織「ウズベキスタン・イスラム運動(IMU)」はウェブサイト上に「IMUの若手が本日(30日)、米国、イスラエル両大使館、そして数日前、我々の仲間に対して訴訟を起こした最高検察庁の前で自爆攻撃を行った。」旨の犯行声明を掲載しています。なお、これらの声明の真偽は明らかになっていません。
2.ウズベキスタンにおけるテロ攻撃の危険性については、これまでも随時、渡航情報により注意を呼びかけてきています(2004年3月30日付けスポット情報「ウズベキスタン:連続爆破事件等の発生」、2003年12月18日付けスポット情報「ウズベキスタン:テロ攻撃の脅威」等)。ウズベキスタンに渡航・滞在される方は、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の治安関連情報の入手に努め、現地治安当局及び外国権益等テロの標的となる可能性のある危険な場所には近づかない、市場等多数の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に気をつけるなど安全確保に十分注意を払って下さい。また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるように心掛けて下さい。
3.なお、ウズベキスタンに対しては「危険情報」も発出されていますので、その内容にも留意して下さい。
出所:外務省渡航情報(スポット)
海外主要ニュースヘッドライン(7月30日)
・連続自爆テロか、ウズベキスタン首都で爆発が相次ぐ
・露サンクトペテルブルクなどでテロ予測、厳戒態勢
・ファルージャで武装派が米軍攻撃、イラク人13人が死亡
・米国務長官、イラクを電撃訪問 ヤワル大統領と意見を交換
・イラクでソマリア人が人質に、ザルカウィ一派が殺害を予告
・イスラム諸国のイラク派兵、サウジが米国に提案
・イラク暫定政府首相、イスラム諸国に部隊派遣の検討要請
・英仏独、イラン核試験の再開情報で緊急協議
・イスラエル首相、在仏ユダヤ人への「退避帰還」の訴えを撤回
・スーダン問題で米政府新決議案を提示 「制裁」含まず
・米大使館同時爆破関与のメンバーがパキスタンで拘束
・米政府、カットオフ条約の交渉開始を表明
・ケリー氏が指名受諾演説「この国を大統領として守る」
・アラブ民兵の住民虐殺、安保理がスーダンの制裁を検討
・米民主党ケリー候補が受諾演説 同盟関係の再構築表明
・米大使館同時爆破事件の被告を拘束 パキスタン当局
・ロシア石油大手ユコス社、生産停止を回避へ
・覚せい剤密輸図る邦人男性、香港で14年8月の実刑判決
・脱北者400人の韓国入り「拉致だ」 北が公式非難
・鳥インフルエンザ、東南アジアで技術協力 専門家会合
・スー・チー氏の早期解放を否定 ミャンマー首相
タシケント市内で、路上にわざとお金を落としておき、それを拾った人(主に観光客)に「おまえ今、俺の落とした金を拾っただろう。返せ。」などと話しかけ、その後「金が足りない。おまえが盗んだ。」などと因縁を付け、お金を拾った人から金銭を強奪する事件が発生しています。現地に渡航、滞在される方は、以下を参考に被害に遭わないように十分ご注意下さい。
1.7月21日、タシケント市の中心地であるウズベキスタン航空航空券発売センター(通称アビアカッサ)付近の路上で、日本人旅行者は、路上に落ちていた金に気づいたが、「罠ではないか」と感じたため、無視して歩き続けたところ、後ろから来た男が金を拾い、同旅行者に「今、金を拾った。おまえのではないか。」「山分けしよう。」などと話しかけました。同旅行者がその男も無視していると、別の男が現れ「今、俺が落とした金をおまえが拾ったはずだ。返せ。」などと因縁を付けはじめ、旅行者が否定すると「そんなはずはない」などと更に因縁を付け、路地に連れ込み旅行者が所持していた1,000米ドルを強奪して、車で逃走しました。その間、最初に話しかけた男はなにも言わず、強奪現場付近にも近づかなかったことから、仲間であると考えられます。また、被害に遭った旅行者は、「現場へ行くまで車が尾けてきたようだ」とも話しています。
なお、もしお金を拾った場合は、因縁をつけて来る人物に否定したとしても、別の人物(仲間と思われる)が目撃者を装って指弾し、お金を強奪すると言う手口も考えられます。
2.こういった事態に遭遇した場合は、
(1)お金は拾わないで、その場を素早く離れる。
(2)話しかけられても相手にしない。話しかけてきた人物からも素早く離れる。
(3)大声で助けを求める。
(4)車で逃走した場合にはナンバーを覚える。
などの措置をとり、警察、在ウズベキスタン日本国大使館へ届出してください。
3.予防措置
(1)歩行中周囲に十分注意し、不審な車や人物がいないか、あるいはつけられていないか十分観察・注意する。
(2)人通りの多い広い通りを通るようにする。
(3)不審な状況を感じたら、道を変える(狭い道には絶対入らない)。警察官のいる方向へ向かう。
(4)必要以上の金銭を持ち歩かない。
(5)金銭は小分けにして持ち歩く。
出所:外務省渡航情報(スポット)